悪臭被害の測定については、専門家をご紹介します
悪臭の測定方法としては、法律で個別に定められた悪臭原因物質(22種類)の空気中の濃度を測定する方法(機器分析法)と、悪臭の原因物質を問わず、人が空気の臭いをかいでみて臭いの有無を判断する方法(嗅覚測定法)の2種類があります。
これらの方法は、空気を採取して、特別な装置で分析したり、特別な資格を持った人が臭いをかいで判断したりする必要があります。
このため、悪臭の測定を弁護士がすることはできません。そこで、信頼できる専門家を御紹介し、悪臭測定を依頼していただきます。従って、測定費用も、その専門家との交渉でお決めください。
なお、必要に応じて、悪臭測定には弁護士も立ち会います。
悪臭測定器(においセンサー)について
悪臭測定器(「においセンサー」)というものをレンタルする業者があります。しかし、においセンサーによる測定は、悪臭防止法の定める臭気の測定方法にのっとって行われたものではありませんし、湿度などの影響を受け、測定にあたって不確定の要素が多くなります。従って、全く証拠にならないとまでは言えませんが、悪臭がすることの証拠としては非常に弱いです。
そこで、悪臭の測定は、専門家や専門業者に依頼することをお勧めします。